不動産の売却にかかる期間は平均でどのくらい?【グラフで見る】

不動産「売却編」

いざ不動産の売却を決断したときに、皆さんがまず気になるのが、査定金額と、期間ではないでしょうか。特に販売を開始してからどのくらいで契約(成約)に至るか気になりますよね?

どれくらい期間がかかるか分からないと、全体のスケジュールを立てられません。

※いつ売るのがベスト?という質問対する記事はコチラ

【結論】不動産を売却するベストな時期は「今」●早期売却は1~3月●高く売れるのは閑散期【グラフで見る】
「いつ売却するのがベストですか?」という質問をよく受けます。皆さんは、売却についてベストなタイミングが分かれば、出来ればその時期に売却を開始したいですよね。今回、その時期について不動産歴20年以上、年間200件以上の不動産...


今回は、売却の全体的スケジュールを把握しながら、
「売り出しから成約に至るまで」
の期間について、ここ数十年の不動産売却実績データに基づいたお話をさせていただきます。

これを見ると、全体のスケジュール感が掴めます。宙ぶらりのまま、いつ終わるか分からない旅に出る必要が無くなります。

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結論:売却を決断してから、引渡しに至るまで、大体6か月ほど

売却を決断してから、最後引渡しに至るまで、平均で6か月ほどです。

まずは売却のスケジュールを図にしてみます。
大まかに分けると5ステップあります。

ご覧のとおり、大半を占めるのは販売開始から契約」までの販売期間です、そしてこの販売期間が平均で3~6か月ほどです。こちらについては後程詳しくご説明いたします。

この売却にかかる期間を少しでも短縮しようと思うと、③~⑤にかけては相手方の事情や都合が関わってきますので、自身の都合だけで短縮をすることは難しくなります。

ですから自身で何とか短縮できるのは、販売開始までの期間①~②までです、ここを短縮すれば最大1ヶ月くらいは短縮できます。

スケジュールの5ステップを早期売却のコツと合わせて解説していきます。

①~③:不動産の査定、どの会社に査定を依頼するか

沢山ある不動産屋の中から、どこに査定を依頼したらよいか。
悩んでいたら、いつまでも売却は始まりませんし、スケジュールは伸びていってしまいます。

個人的には同じ仲介手数料を支払うのであれば、設備保証や建物保証など充実したサービスがついていたり、トラブルにも逃げずに対応してくれる不動産屋がオススメです。

私が売主の立場であるなら、
どの不動産屋が買主様を見つけてくれてもいいので、私をしっかりと守ってくれるところがいい!
が基本です。

極端に言うと、買いそうなお客様がいますとか、地元に根差したネットワークで紹介を、とかは正直後回しで良く、売主を守るためのサービスがどれだけ充実しているか、だけを考えたらいいのです。

ですからサービスの充実している大手を中心に数を絞って査定を出すと期間の短縮になります。

※大手の保証サービスについてはコチラの記事をご覧下さい

その中古物件、保証ついてますか?【三井のリハウス・住友不動産販売・東急リバブル・野村の仲介+の保証サービス解説】
中古の不動産(戸建て・マンション)の購入時に、皆さんが一番心配なのは「このお家は、本当に大丈夫? 欠陥住宅じゃないか不安、、」という事だと思います。特に築年数が新しいならともかく、築年数が古い戸建やマンションの場合心配ですよね?...

※オススメの一括査定サイトはこちら

不動産査定はどこに頼めばいいの?早く・高く売れるオススメ無料一括査定サイト教えます
不動産の売却を考え始めた方が最初にすることは「不動産の査定を依頼する」ことです。でも不動産会社は沢山あるから、どこに頼めばいいのか分からない、、沢山頼むのも大変そう、、と思っておられる方は多いのではない...


その時の都合にもよりますが、不動産屋は査定の依頼があったその当日でも(訪問)査定は出来ます。
ただし登記簿謄本の内容や、最低限の調査やリサーチをした上での方が、濃い話が出来ますので、平日の内に査定を依頼し、土日に来てもらうというのがおススメです。

※訪問査定時の心構えについてはコチラ

【必要書類は何?】不動産屋が家にやってくる#訪問査定の準備編【片付けは必要?】
不動産の査定で不動産屋が家にやってくる時に、何を準備しておけば良いか、中々分かりませよね?また準備次第では査定額は上がったり下がったりするのでしょうか。今回は、不動産屋が我が家にやってくる。そんな変な緊張と、不安な気持ちを...

査定書も忙しくても2・3日あれば作れます。時間があれば1日でも出来ます。
時間をかけても、かけなくても、周辺の成約事例は変わらない(相場は変わらない)ので、急いで査定書を出してもらいましょう。

不動産屋選びのコツも色々ありますが、とりあえずは
良い事だけではなく、悪いことも言ってくれるところ
がトラブルにもなりにくいですし、ある意味誠実だと思います。

④:販売開始から成約(契約)までは約3か月、ただし販売開始価格次第

みなさんが一番気になるのは③~④の契約までだと思います。
販売開始から、どれくらいで契約に至るのかをデータをもとに見ていきます。

成約までの平均日数は、査定額から高い方に乖離すればするほど時間がかかる

これは、成約までの平均日数をグラフにしたものです。

査定額を基準にしていて、例えば査定額が1000万円だとすると1,200万円で販売開始をすれば、査定額の120%で販売開始、という意味になります。

査定額の前後5%ほどの範囲なら大体3か月ほどで成約に至ってます

当然査定より安く売り出しを開始すると成約までの期間は短いですし、高く出せば当然成約までの期間はかかります。

(余談)

ですから、査定額というのは、「概ね3か月以内に売れる金額」であるべきはずです。

この査定金額がおべんちゃら金額では困るのはこういう理由です。
査定通りに売っているのに、1年経ってもまだ売れない、では困りますよね。

※最近は査定額=3か月で売れる金額、になっていないので、要注意ですよ、という記事はこちら

【不動産査定】高い査定=高い評価ではない理由【適正な査定額を提示してもらう3つの対策】
不動産売却を検討している皆さんが、まず知りたいのが「いくらで売れるの?」だと思います。おそらく多くの方が『不動産査定』を依頼をして、不動産の査定額を知ろうとするはずです。自分の不動産がどれでけ価値があるか楽しみでもあり、不安でもあ...


査定額の前後10%で約6割が成約

でも上のグラフを見て、
「査定より高く出しても6か月待てば売れるのなら、待ちますので時間がかかっても大丈夫です。」
と思われるかもしれませんが、これは違います。

長い間売れない物件に対して、そのままで売り続けることは少なく、実際は途中で何回か値下げ(価格変更)をしています。

この成約までの日数というのは、あくまでも売り出し開始時のを基準としていますので、途中値下げした場合でも最初の売出し価格の位置でカウントされます。

では査定額より高いままでは本当に売れないのか
これを「売れた価格帯別の割合」でグラフにしてみます。

これは「成約時の価格が、査定額の何%のところで売れているかを、割合にして出したもの」です。
つまり当初は査定額の120%以上であっても、値下げして値下げして、査定額の92%で成約になれば、「90~95%」のところでカウントされます。

これをご覧の通り、やはり相場より高いと2%しか売れていません。
そしてやはり査定額の前後10%で約6割近くが売れています

結論:査定書通りに売却すれば大体3か月ほどで6割の物件は売れる

2つのグラフを重ねてみました。

(査定書額が正しいとして)査定書通りに売却すれば大体3か月ほどで6割の物件は売れる、が答えとなります。

悪い事ではないのですが、最初頑張り過ぎて、相場のかなり上の価格を狙ってみて、もし売れなかったときは、市場から「高い」という印象が付き、次価格を下げても、あまり効果が無く、査定額以下に下げてようやく成約になる、というケースを沢山見てきています。

より高く売りたい、という気持ちは理解できますが、チャレンジ価格でのスタートはリスクも高いという事はご理解いただけたらと思います。

早期売却のためには、正しい査定、が必要になります。
査定額というのは、高い金額を出した方が偉いというオークションではありません

適正な価格でないと結局、売却までの期間が長くなり、困ってしまうのは売主様になるのです。

そのためにも信頼できる不動産屋と出会えるといいですね。
しっかりスケジュールを立てることが出来れば、その不動産売却は成功したも同然です!

ではまた!

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不動産「売却編」
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この記事を書いた人
エネミー伊吹
エネミー伊吹

40代前半の現役不動産屋。20年以上不動産に携わる。
大学卒業後、住宅メーカーに就職し1年目に全国新人トップを取る。その後自身で設計をし、実家を建て替える。
20代後半から賃貸会社に転職し、不動産のマーケティングを担当する。
現在は仲介不動産会社に勤め、年間200件前後の不動産に携わり、毎年100組以上のお手伝いをする傍ら、ブログを書く日々を送る。
いちごを育てながらカステラを自分で焼く。甘党。

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