不動産購入後の隣人(近隣住民)トラブルを事前に回避する方法とは

不動産「購入編」

不動産購入の際に、新築戸建てにせよ、中古戸建にせよ、マンションであっても、近隣にどんな方が住んでいるかというのは気になりますよね?
どれだけ良い物件に巡り合ったとしても、その後近隣住民や隣人と合わず、トラブルで悩まされていて大きな後悔をされている方は少なくありません。

近隣トラブルの大きな要因は

近隣住民と性格がとにかく合わない
モラルが低い(欠如している)近隣住民がいる

という2点が大きく占めており、日常の付き合いが苦痛に感じてしまうのです。

ではそういった自分に合わない近隣住民(隣人)を避けるために、購入前に自身で出来ることはあるでしょうか。

今回は不動産業界歴25年、現役の不動産屋の私が、近隣トラブルにまつわるお話と、危険な住民を見分ける方法についてお話をいたします。

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結論:近隣調査で危険予測、リスク回避

近隣にどんな方が住んでいるかは、やはり自身で確認するのが一番です。

もちろん不動産屋に近隣の情報を聞くのも大事です。
大抵の不動産屋は事前に近隣挨拶をしているはずなので、知っている範囲で色々と教えてくれます。
お話ししている中で色々と状況や過去にあった出来事など負の感情があれば読み取れるときもあります。

万が一近隣挨拶すらしていない適当な不動産屋に当たってしまった場合は、そもそも物件よりもその不動産屋に危険な匂いはしますが、どうしてもそこに頼まないといけない事情があるならば改めて確認をお願いするしかありません。

しかし運悪く悪徳不動産屋に当たってしまうと売却優先のため、本来告知すべき内容(近所で有名な個性的な方が住んでいるとか、昔トラブルになったなど)をうまくはぐらかされたり、微妙な言い回しで事実を隠されたり、そもそも何も知らないと言い張ったりされます。

知っていて事実を伝えないのは事実不告知にあたりその不動産屋が絶対に悪いのですが、購入した後に近隣住民だけでなく不動産屋ともトラブル(裁判)ともなると大変な労力を要しますし、相手が知っていた事実を証明するのは中々大変です、、

そうならないためにも信頼できる不動産屋から購入すべきですし、最後に頼れるのは自分自身ということになります。

具体的には次の2つが、困った近隣住民に当たらないために限られた確認方法としてあります。

  1. 外からよく観察する
  2. 事前に近隣に挨拶に行く

いずれも購入前に出来ることです。

しかしこれを見た時点でピンときた方もいらっしゃると思いますが、新築マンションや、分譲地の新築販売、要するにまだだれも住んでいなかったり、近隣がまだ工事中の状態では確認のしようがありません。
つまり新築マンションや新築分譲地の戸建ては「住民ガチャ」とであるということを認識しなければなりません。困った住民に当たらないことを祈ることしかできないのです。

※そういったリスクの点から新築よりも中古が良いという記事も出しています。

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外からよく観察する

中古マンションではバルコニーや玄関前に余計なものをたくさん置いていないかなどがポイントです。

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共同生活ですから、管理規約に色々とルールが決まっているのですが、以下が危険な匂いポイントです。

・自転車を駐輪場に置かず玄関前に置いている
・バルコニーに引っかけて布団を干している
・バルコニーが避難通路として使えないような物置植木鉢などがが置いてある

などなどです。

バルコニーに大きな荷物
バルコニーに大きな荷物があり緊急時の避難通路として使えなくなっています


それで全てがわかるわけではありませんが、一事が万事、ルールを守れない=モラルが低いという風にも考えられます。
また、バルコニーは洗濯物から大体の家族構成なども分かったりします。

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戸建ての場合は

・隣から何か越境してきているものがないか
・庭や植栽のお手入れが最低限行き届いているか
・車やバイクをいつも道に駐車していないか

などです。

こちらの敷地に例えば屋根の一部やTVアンテナやエアコンの配管など越境しているなどは、やはり過去の経緯を不動産屋に確認すべきです。

屋根の越境例

例えば過去に境界トラブルになっていて、勝手に屋根や建物の一部がこちらにはみ出しているケースもあり、越境は気を付けなければならないでしょう。
普通は人の敷地にはみ出すような建て方をしたり、設置したりはしません。

また庭や植栽のお手入れが出来ておらず伸び放題荒れ放題のお家も危険な匂いがします。

ましてやそれがこちらの敷地に入ってきているとするとあまりいい気はしないですね。

隣地からの植栽が手入れされておらず侵入してしまっています

理由が空家なのか、高齢でもう自分では対処できないのか、単純に周りの目が気にならない人なのか、恐ろしくルーズな人のか、、

車やバイクに関しても駐車場があるにも関わらず、道路にいつも駐車していたりしていると危険な匂いがします。
こちらの車の出し入れの支障になったり、そもそものモラルが疑われます。(私道で自身で持っている可能性もありますが、それでも、、)

ただし当然生活時間帯などはひとそれぞれなので、本気であれば夜も含めて何度か確認したいですね。

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外から見るだけである程度想像できるので、誰もが出来る近隣調査です。

事前に近隣挨拶をする

外から見るだけで最低限のことは分かるかもしれませんが、もちろんそれは表面(外面)のみです。
一番良いのはやはり直接お会いされた上でご判断されることです。

先ほどのように不動産屋にどんな方か確認するのも大事ですが、人にはそれぞれ「相性」もあります。
例えば、私と隣の方は馬が合い話が弾んだとしても、引っ越し後にお客さんが直接隣人と話したら全く相容れなかった、なんてことは私も経験をしたことがあります。

購入前にそんなことしていいのですか?

と思われるかもしれませんが、購入前にしないと意味がないのです。

そしてそこが生理的に合わないさそうとか、何かおかしい、というのが気付ける最後のチャンスなのです。
近隣住民だっていきなり「明日から隣に来ます、よろしくおねがいします」と言われるよりも事前に話が出来る機会があった方が良いと思っているはず、で向こうにとっても決してデメリットではありません


事前に不動産屋を通じて売主さんに伝えておけば、やめてくれという売主さんの方が少ないはずですし、不動産屋が一緒に行ってくれる場合もあるでしょう。

※もし売主にダメだと言われたら何かある、、、?と勘ぐってしまいますね、、

どういう風な切り口で話せばいいか分からないです、、

とおっしゃるもの当然ですので、簡単なガイドラインだけ示します。

購入を検討していますので、事前にこの町のお話が聞きたくて伺いました。

・住むにあたり何か注意したほうがいいことありますか?
・私達犬を飼っていますが、気にされますか?
・子供が小さいので少しうるさいかもしれませんが大丈夫ですか?

などご自身の状況を話しながら、町の先輩に色々と教えてください、というスタンスでお話されていくと、近隣が普通の人であれば概ねうまく会話できるのではないでしょうか。

ちなみに個人的には「お土産」は不要だと思っています。万が一合わないこともありますので、、

面倒だ、時間がない、遠方で行けないという場合は調査専門業者という選択肢もあり

とはいえ、不動産屋と違いなかなか一般の方が近隣住民へ挨拶へ行くというのは、労力と精神的な負担も大きいと思います。
自分達でそこまでするのはどうしても面倒だとか、時間が合わないとか、そもそも遠方でしょっちゅう行けないなどという場合には近隣・隣人トラブルを事前にプロが調査してくれる「トナリスク」という専門会社もあります。

トリナスクは大手探偵事務所のグループであり、近隣調査専門を専門として立ち上げをされた会社です。
調査の内容は報告書で貰えるため、じっくりと検討をすることが出来ます。

残念ながら、東京・神奈川・埼玉・千葉・愛知・大阪エリア以外は出張費がかかりますが、それでも後々人間関係で後悔・苦労するよりは、と気になった方はまず下記バナーからサイトをご確認ください。

まずは無料相談を受けてみられるのもお勧めです。

あなたに代わって実際に行ってくれる業務として

近隣住民への聞き込み
 家族構成や評判、町内会のルールなど周辺10軒程度に雰囲気を聞きこみをしてくれます。

現地調査
 現地を昼だけでなく夜も視察することで、リスクや騒がしい場所など確認してくれます。

警察・役所からの情報収集
 苦情・通報履歴など存在するかどうかなども調査してくれます。

などプロが調査してくれるのです。

調査しているのがばれたりしませんか?とか、オートロックのマンションでも聞き込みできますか?などの疑問もあると思いますので気になった方は一度HPをご確認ください。

まとめ:購入「前」の近隣(隣人)調査はトラブル回避の唯一の手段

私の知り合いの話です。
とても気に入った戸建がみつかったので、不動産屋に隣人についてどんな方か聞いたところ、
近隣挨拶の際にも非常に協力的で、良い雰囲気の方で、猫も数匹大切に買われているという話を聞き、自分も犬を飼っていることから安心して購入を決断しました。

しかしいざ隣に引っ越すと、その隣人は犬が大嫌いだったようで、犬や家族に対して様々な嫌がらせしてきたそうです。

もちろん戸建ですから、飼育できないというルールなどあろうはずがありません。
しかしトラブルは続き最終的には娘さんがノイローゼになり、裁判にまで発展してしまいました。

最初に「犬を飼っている」という話が出来ていればもしかしたら購入自体を回避できた可能性もあるのです。

隣人(近隣)にどんな人が住んでいるか、その方と良好な関係が気付けるかどうかは、不動産の立地・広さ・間取り・価格と同じくらい重要なことです。
購入したあとに、顔見るのも嫌だ、毎日嫌な思いをする、というのはとても辛いことです。

外から見るだけで、少しご挨拶するだけで、後々の住民トラブルが回避出来る可能性が高くなります。
もちろん短い機会だけですべてが分かることはないでしょうが、後悔しないために出来ることは全部やりましょう。

当ブログでは他にも不動産購入で公開しないための記事を書いております。
併せてご覧いただき、良い不動産が見つかる助けになれば幸いです。

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この記事を書いた人
エネミー伊吹
エネミー伊吹

不動産業界25年の現役不動産屋。
大学卒業後、住宅メーカーに就職し1年目に全国新人トップを取る。その後自身で設計した間取りで、実家を建て替える。
20代後半から土地活用会社にて賃貸と賃貸市場のマーケティングを担当する。
現在は仲介不動産会社に勤め、年間200件前後の不動産に携わり、毎年100組以上のお手伝いをする傍ら、ブログを書く日々を送る。
いちごを育てながらカステラを自分で焼く。甘党。

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