自宅を高く売却した売主様が『しなかった行動・3つの共通点』

不動産「売却編」

思い入れのある自宅、出来るだけ高く売りたいですよね。
誰もがそう思っていながらも、現実は厳しく、長引いたり、大きな価格交渉が入ったり、、

私は昨年だけでも70件ほどの売却に携わり、ここ5年で400件程の不動産の売却のお手伝いをしてきました。そんな中で「自宅を高く売った売主様」にはある共通点が見えてきました。

今回は自宅を高く売った売主様に共通する、「しなかった行動」というテーマでお話をさせていただきます。

もしこれから売却を考えている人、現在売却中の人は是非参考にしてください。

僅かな気付きが大きな金額に繋がるかもしれません。

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結論:こまめに連絡しない、お金かけない、家の中ばかり掃除をしない

不動産屋にこまめに連絡しない

一つ目は不動産屋にこまめに連絡をしない、ということです。

自宅が売れないでいると、どうしても不動産屋にあれこれと言いたくなる気持ちは分かります。

  1. もっと新聞折込してほしい
  2. あのセールストークをこう変えて欲しい
  3. この写真を使って欲しい
  4. どこどこは売れた  
  5. あれはしたのか、これもしたのか、、

要するに、何故私の家は売れないんだ・・・・という事ですね。

何度でも言いますが、お気持ちは分かります。

ただし、不動産屋も『売れなくてもいい』なんて誰も思っていません
売れないと不動産屋には一銭も入って来ません。
そして当然HPに掲載したりSUUMOに掲載したりと何もしていないわけではないのです。

色々とご意見をいただくこと自体は大変ありがたいのですが、頻度高く、しかも精神論的なご意見、ご指摘ををいただくと、不動産屋はどう思うか。

『売りたい気持ちが強い売主様なんだな』
     ↓
『売り急いでいらっしゃるのかな?』
     ↓
『少々きつい値段交渉でも積極的に受けてみよう』

不動産屋の「早く売ろう」が『安くなっても早く売ろう』に変わります。
大変申し訳ないのですが、確実に変わります
そのつもりは無くても金額面で足元を見られます。

高くなるどころか、逆の方向へ進みかねないのです。

不動産屋を追い込んでも特に何も変わりません。
そして、言えば言うほど不動産屋はだんだん何も感じなくなっていきます、、、

今まで高く売った売主様はどっしりと構えておられました
逆にどっしり構えておられる方のたまの一言のご意見、とうのはやはり響きます。

誤解しないでいただきたいのは、「口を出すな」とまで言っているわけではありません。

そのため、先ほどの4つに関しては次から解説します。

1.もっと新聞折込してほしい

新聞折込をしても反響が来る時代ではありませんし、そもそも新聞購読をしている家庭は年々激減しています。販売の基本はネットになっています。

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2.あのセールストークをこう変えて欲しい

ネットや新聞ちらしをみて、ご意見いただくことも多いです。
もちろん、そもそも「アピールすべきことが出来ていない」であればどんどん伝えてもも良いと思います。(ただしそんな不動産屋で売れるのかは疑問ですが)
それ以外の、言い回し、や表現方法についてだと、対応できない事があります。

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3.この写真を使って欲しい

最近大手ではプロからマンによる室内等の写真撮影がスタンダード化されつつあります。
私が良く売主様からご提供いただくくのが「庭の季節の写真」、「バルコニー(ベランダ)からの季節の眺望」「夜景の写真」などがあります。これはなかなか撮影出来る機会が限られますからね。

ただし、あれもこれもとどんどん送っていただいて、どんどん季節の写真がふえていくとどうなるか、、、、売れ残っていることがバレます

4.どこどこは売れたぞ

不動産は同じものは一つとしてありません。マンションだって、同じ間取りでも1つ階が変わるだけで価値は変わります。

不動産屋にどこどこは売れたのになぜ私の自宅は売れないんだ、と言っていただいても結論は一つしかないのです。
「そこの家を気に入った人がいらっしゃったんですね。」です。

経験的には、同じようなエリアで、似たような築年数の場合、ほとんどの原因が「売れた家の方がトータル的にお得だった」です。差がないなら余計にです。これは残念ながら不動産屋の努力でどうにかなるものではありません。

もし売れた家の方が金額的に高かったのにどうして?という場合、考えられるのは、その家には
「設備保証サービス」や「建物補修サービス」がついていた、もしくはインスペクション実施済だったなどが考えれます。
これらの原因の時は、不動産屋に言っても、無いサービスは無いので、変えることも検討すべきかもしれません。

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売るためだけに、お金をかけない

あれもこれもとお金をかけて、相場より高く売ろうとがんばってらっしゃる売主様もいらっしゃいます。汚れた壁紙を張り直し、タオル掛けを新調するなど。

もちろん、お気持ちは素晴らしいですし、高く売るためには、それも選択肢の一つではありますが、中古の場合大抵買いに来られる方はリフォームしようと思って買いに来られます。

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お金をかけても、そのご趣味趣向は、多くの購入検討者の趣味趣向に合っているでしょうか。
お金をかけた分、販売価格は高くなっていませんでしょうか。

それならば、何もせず、相場でしっかりと売った方が、結局高く売れることに繋がります。

相場より高く売るには、リフォームではなくサービスです。インスペクションです
中古、という新築ではなく完ぺきではない建物に対して、安心と安全を提供し、不安を取り除く必要があるのです。

家の中ばかり掃除をしない。逆にお庭を掃除する。

家の中の掃除は当然ながら大切です。

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しなくてよいという意味ではありませんが、いままで高く売ってきた売主様は「家の中」よりも「家の外」を意識しておられました。

家の中は綺麗にしてただくのも好印象には繋がりますが、過度な掃除は不要です。
なぜなら新しく購入される方は何度も言いますがリフォームして、ハウスクリーニングをして住むからです。

それよりも、庭や玄関周り、といった外側を意識して綺麗にしておられるお家は高く売れています。

どんなお家でもインターネットの一覧で映る写真は「外観写真」です。
庭木一つ、で大きく印象が変わります。まさしく商品の「顔」です。

お部屋がきれいなお家は沢山あります。でも

お庭にまで気を配れているお家は少ないです。
差別化を図れる数少ないポイントです。

お庭が綺麗なお家を見た方はどう思うと思いますか。
「きっとお家の中も綺麗なんだろうな」と勝手に脳内で上方修正して家の中も見てくれます。

私個人的には、「家の中は外見と同じ、庭こそ心を映す」だと思っています。

まとめ:不動産屋に任せた上で、外を意識する。

高く売る売主様というのは、餅は餅屋と割り切った上で、ご自身ですべきことをされています。

何もせず、不動産屋が悪い、と言っていても何も始まりませんし、何も変わりません。

不動産屋もサービスや保証で、差別化をし、少しでも高く売る工夫はしています。
とはいえ、不動産屋が出来ることも限られています。

とくに庭や玄関周りを一生懸命を綺麗にしただけで、グンと印象が変わり売却できた例というのを昨年だけでも6件見ています。

いや、査定の段階から庭を綺麗にしているだけで、高い査定額になるかもしれませんよ。

「顔」は大事です。

高く売った売主様の行動を見て、何か一つでも参考になれば嬉しく思います。

ではまた!


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この記事を書いた人
エネミー伊吹
エネミー伊吹

40代前半の現役不動産屋。20年以上不動産に携わる。
大学卒業後、住宅メーカーに就職し1年目に全国新人トップを取る。その後自身で設計をし、実家を建て替える。
20代後半から賃貸会社に転職し、不動産のマーケティングを担当する。
現在は仲介不動産会社に勤め、年間200件前後の不動産に携わり、毎年100組以上のお手伝いをする傍ら、ブログを書く日々を送る。
いちごを育てながらカステラを自分で焼く。甘党。

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