【閲覧注意】『琵琶湖』が見える家探しで本当に注意すべきポイント【びわこ虫?】

不動産「購入編」

琵琶湖が見えるマンション、琵琶湖が見えるお家、素敵な響きです。
日本で一番大きな湖を眺めながら優雅な時間を過ごす、、
もしくは湖のそばで暮らす、、

琵琶湖岸の風景

琵琶湖に限らずとも、湖の近くに建つお家、湖が家から見えるお家に一度は憧れたことはありませんか?
しかし湖の近くの不動産には、知らないと一生後悔するポイントがあります。

今回は「琵琶湖」もしくは「湖」が見えるお家を探すときに、「注意すべきポイント」を不動産歴25年の現役不動産屋が解説いたします。

琵琶湖(もしくは湖)が見えるお家を探されている方は、物件を検索する前にぜひご覧ください。
買った後に失敗した、、、なんてことにならないための知識が身に付きます。

スポンサーリンク

結論:琵琶湖の近くには「蚊」が年に数回大量発生する

琵琶湖

琵琶湖の湖岸界隈では、「蚊」(通称「びわこ虫」)が一年に3~4回程度大量発生します。

大量発生すると光に集まり、その光景はあまり気持ちの良いものではない方がほとんどでしょう。

びわこ虫は大量発生時以外はほとんど姿も見せず、日常生活においては常に困るような存在ではありません。

しかし琵琶湖の近く(見えるところ)に住むという事は、この問いに答えられますか?と覚悟を問う事になります。

あなたが検討している不動産では年に数回、虫(びわこ虫)が大量に発生しますが、生理的に大丈夫ですか?

、、、、、、

この問いに答えるには、もう少し情報が必要ですね。

お任せください。自称琵琶湖マイスターの私が説明していきます。

びわこ虫の正体とは

「びわこ虫」の正体はユスリカです。

ユスリカは文字通り「蚊」の種類であり、日本にいる2000種類ほどのユスリカの内、約170種類くらいが琵琶湖に生息しているようです。

湖底の泥の中に生息しており、植物プランクトンが堆積して出来た有機物を栄養として育ちます。

学術的なことはさておき、大きさは小さいタイプで5mm以下、そして大きいタイプだと1~1.5cm前後の大きさになります。

びわこ虫は単発で見かけることは少なく、いないときは全然いません。ですので通常の日常生活の中では見かける(気付く)ことはありません。
ただし、大抵姿を見せたときは大量発生しているという状態です。

びわこ虫が大量発生する時期

ではいつ頃大量発生するのか、ということですが、以前は滋賀県か大津市のホームページか忘れましたが 5~6月頃・8~9月頃・10月~11月頃といった表記がありましたが、いつの間にかその表記は消えており、「年に数回」という表現に変わって、その後そういったページ自体が無くなったように思います。今回も頑張って探しましましたが見つかりませんでした。

滋賀県からレポートが出ています。

大量発生する時期は経験上になりますが、

大量発生は「1年に3回~4回ほどおきる」
時期は「季節の変わり目」が目安
大量発生の期間は「1週間ほど」
人が集まっている琵琶湖の南側のエリアが顕著

びわこ虫が大量発生するとどうなるのか

一般的な虫と同様に、光に集まるためマンションの共用灯がある共用廊下や、戸建てだと玄関灯や外壁。
そして居室の網戸(窓)・バルコニーの壁などに大量に張り付きます。

洗濯物が汚れるまではいかないものの、干している衣類に大量に張り付いている光景は気持ちの良いものではないと思います。

そして最大の実例を挙げると琵琶湖沿いのコンビニが、(過去に一度だけですが)、店をやむを得ず閉めたこともあります。(客の出入りごとに虫が大量に店内に入ってきて、営業にならなかったため)

小さいタイプのびわこ虫だと(人にもよりますが)あまり気持ち悪くはない人はいるかもしれませんが、大きいタイプが大量発生すると虫が苦手ではない方でも、あまり良い光景ではないと思います。

百聞は一見に如かず
参考写真を載せます。
ですが、苦手な方は飛ばしてください。
ハッキリと写してはいませんが、なんとなーくイメージがつくような写真です。

とあるマンションの壁にくっついているびわこ虫です。
これでも少ない方です。
大量発生時の写真はこのブログのファンを失う事になりますので載せることが出来ません。(真面)

よろしいですか?

出来れば食事中には見ないで下さいね。

覚悟は出来ましたか?

ではどうぞ。

びわこ虫大量発生時のマンションの壁
びわこ虫大量発生時のマンションの壁2

思ったほどではないかな、、と思っていただいたならもしかしたら大丈夫かもしれません。
ただしこれはMAXの状態ではありませんのでご容赦下さい。

びわこ虫は害を及ぼすのか

では実際にびわこ虫が大量に沸くことで、もしくは部屋の中に入ってくることによって、何か実害はあるのでしょうか?

実はびわこ虫には以下のような特徴があります。

  • 寿命はもって数日であることと
  • 大量発生の期間は1週間程度で突然終わること
  • 口が退化しているため、血を吸われたりしないこと(人を襲わないこと)
  • ブーンという嫌な羽音がしないこと

つまり、寿命は体感で1日~2・3日程度で、朝、網戸や窓や壁にくっついているびわこ虫は、夜には寿命で亡くなり下に綿埃のように積り、それが夜のうちに風で飛んでいき、また朝になれば壁や網戸に新しいびわこ虫が(分からないですけど)くっついている、、というサイクルになります。

血は吸いに来ませんし、飛んでいることもほとんどなく、大抵はひたすら壁でじっとしているだけです。

もちろんメリットではありませんが、通常の蚊に比べると害はありません。

つまり、虫が大量に「いる」ということを除くとほぼ、実害はほぼないといっても良いとは思っております。
※もちろん虫が得意とまでは言わなくとも、受け付けない程ではないという前提ですが

ただし、虫が大量に「いる」こと自体が生理的に受け付けられない方にはやはりとても難しい問題だと思います。

ですから、これは琵琶湖に限らず、湖のそばであれば、大なり小なりそのような傾向があるため、その虫の発生具合などは事前にお調べいただく必要がありますね。

びわこ虫対策

では、大量発生時の対策はあるのでしょうか。

残念ですが、対策方法はほとんどありません

虫よけスプレーや、虫退治スプレーをまいても正直キリがありませんし、効果は薄いです。

かろうじて対策できるとすれば、「光をなるべく(外に出さない」ということです。

  • マンションの場合、玄関前の共用廊下の電球を外してもらう
  • 戸建ては、玄関灯など外灯をつけない
  • なるべく網戸の状態にしない
  • カーテンは全部閉めておく

くらいでしょうか。

または日常生活での窓の開け閉めの関係上ある程度部屋に入ってくるのは、仕方ないとした上での

「入ってきた虫を(ブラックライト+電気等で)退治するものを設置しておく」
といった対策です。
これは通常の「蚊」などにも有効です。

電気蚊取り器

バージョンは違いますが、私の持っているのと同じ型です。
※私はびわこ虫対策で購入したわけではありませんが。

コンビニの外の捕獲機みたいに、バチバチうるさくはないですが、たまーに焦げた匂いがしてきているので、部屋に入った獲物を確実に捕らえているのは間違いありません。
※写真をよーーくみると捕れているのが分かります。

部屋に入ってきたものをある程度対処する、という意味においては、完全防御・密封侵入不可作戦!を取るよりは、妥協否侵入者撃退!の方が精神的には良いのかもしれません。

まとめ:年に数回・1週間程続く大量発生に対応できるか

琵琶湖や湖の近くに住みという事は、ある程度の「虫」と共存していく覚悟が必要だという事です。

幸いにもびわこ虫は年に数回大量発生し、それが1週間ほど続くものの、嫌な羽音はしませんし、血を吸いに来ません。

空もほとんど飛ばず?、大抵は壁でじっとしています。

それなら問題ないと思われるか、やはり無理だと思われるかは判断していただく必要があります。

琵琶湖眺望

今回記事にしたのが、憧れは理解できますが、「虫」に対して、不動産屋の説明不足でトラブルになるケースを多く目にしているからです。(湖のそばということであり、琵琶湖に限りません)

水があれば、「虫」もいる。

メリットとデメリットをきちんと理解して検討いただければと思っております。

おまけ:南向きで琵琶湖が見える不動産は存在しない

良く他府県から滋賀県で

琵琶湖が見えるお家を探しているんです。

南向きが希望です。

といった要望を出される方がいらっしゃいますが、実は南向きで琵琶湖が見える不動産というのは(大きく言うと)存在しません。

これは滋賀県の白地図です。

滋賀県白地図

琵琶湖は滋賀県そのものと言っても過言ではありませんが、面積の6分の1のみです。
そして、人が多く居住している地域は琵琶湖の南側に集中しています。

当然、流通している不動産は琵琶湖の南側が多く、実際に人気があるエリアも琵琶湖の南側になります。

つまり極論にはなりますが

人気のエリアや、よく物件が出るエリアからみると琵琶湖は北側にあるので、南向きの琵琶湖が見える物件が存在しないというのはそういう事です。

もう少しだけおまけで解説します。
下記の図をご覧下さい。

簡易に色分けをしました。

具体的に言いますと、人口が多いエリアは
①・②・③です。

①の「大津におの浜エリア、浜大津リア」は琵琶湖が北側にあり、②の「大津京エリア」は東側に琵琶湖が位置します。

③の「草津エリア」も人気ですが、街自体が琵琶湖から大きく離れたところにありますのでタワーマンション以外はなかなか見えませんし、見えたとしても「物理的に見える」だけです。

⑤の「草津湖岸エリア」はそもそも市街化調整区域であり、戸建てやマンションが存在しませんので、そもそも選択をすることは出来ません。

④の「守山湖岸エリア」は一昔話題になっていた「廃墟ビエリ守山」がある地域です。
※今は様代わりしていますがそれはまた別の話。
琵琶湖大橋で対岸の「大津市堅田エリア」と繋がっていますが、琵琶湖が西向きで、建っているのはリゾートマンションや幽霊マンションとしてその界隈では有名なマンションであり、近くにはラブホ街もあります。ファミリーで住むには不向きだと言われています。

⑥が大げさに言うと南向きに琵琶湖が見えるエリアですが、ここも市街化調整区域でそもそも家やマンションが建っていませんので、選択肢からは通常外れるのです。(大手や中堅の不動産会社もありません)

他府県から琵琶湖目指して一から検討される方は、こういった地域の特性も頭の片隅に入れて不動産探しをされると良いと思います。



当ブログでは後悔しない・失敗しない不動産取引のために、不動産歴25年の現役不動産屋が、様々な記事を掲載しております。
皆さまの不動産取引の参考になれば嬉しく思いますので、また色々とご覧下さい。

ではまた!

スポンサーリンク
スポンサーリンク
不動産「購入編」
スポンサーリンク
エネミー伊吹をフォローする
この記事を書いた人
エネミー伊吹
エネミー伊吹

40代前半の現役不動産屋。20年以上不動産に携わる。
大学卒業後、住宅メーカーに就職し1年目に全国新人トップを取る。その後自身で設計をし、実家を建て替える。
20代後半から賃貸会社に転職し、不動産のマーケティングを担当する。
現在は仲介不動産会社に勤め、年間200件前後の不動産に携わり、毎年100組以上のお手伝いをする傍ら、ブログを書く日々を送る。
いちごを育てながらカステラを自分で焼く。甘党。

エネミー伊吹をフォローする
不動産屋はお嫌いですか
タイトルとURLをコピーしました